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イタリア幼児教育視察4日目

イタリア幼児教育視察4日目2020/01/17

ブログ海外視察

イタリア視察4日目の今日は、
国際センターにて1日講義の日です。
今回のテーマは「デジタルをどう教育の場に取り入れるか?」ということ。
ここで言うデジタルとは、パソコンやデジカメなどのデジタル機器のことです。

 

講義や視察を通して感じたことですが、
レッジョ・アプローチではデジタルの要素を積極的に取り入れているように感じます。
例えば、パソコンで絵をかいたり、デジカメを使ったり。
今年のレッジョ・アプローチのテーマが「グラフィック」ということなので、
特に力を入れているのかもしれません。

 

デジタルを取り入れるといっても、
パソコンの操作をマスターするといったことではなく、
クレヨンやマーカーなどと同じツールの一つにパソコンやデジカメがあるといった感じです。

 

事例の紹介としてあったのは、
デジカメで窓越しに外の写真を撮るプロジェクトを行ったこども達の話です。

 

イタリア視察4日目

※イメージ写真(実際の写真ではありません)

 

窓越しに写真を撮ることで、
外の景色と窓ガラスに反射して写った内側の景色が混ざって面白い写真になります。
これを見たこども達が、
「不思議な世界だ!」
「半分中で半分外なんだ!」と自分たちの考えを言い合って大はしゃぎ。
大人からしたら、単に窓ガラスに反射して写りこんだだけの写真です。
それがこども達にとっては面白く見えたのでしょうね。

 

なんでそうなるのか、大人が答えを言ってしまうのは簡単ですが、
そうではなく、こども達なりに答えを考えたり、
実際にそうなるのか実験したりすることが大切だということ。

 

使い方を間違えると、デジタルが主役になってしまうリスクがありますが、
あくまでツールの一つとして使うことで、
こども達の想像の幅が無限に広がる素敵なツールだと話されていたのが印象的です。

 

最後に、レッジョ・エミリア内の幼児学校で、現地スタッフとの交流会を行いました。

室内の写真撮影がNGだったので、内部をお見せできないのが残念ですが、

こちらも素敵な幼児学校でした。

 

イタリア視察4日目

 

レッジョ・エミリアでの研修は本日が最終日。
とても内容の濃い3日間でした。
翌日からはレッジョ・エミリアからフィレンツェに向かいます。

 

木のぬくもりをこども達へ

服部

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