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幼児教育ミーティング&園舎見学会

幼児教育ミーティング&園舎見学会2017/07/28

セミナー幼児教育

三軒茶屋にあるもみの木保育園太子堂にて幼児教育ミーティング&園舎案内を開催しました。

 

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最初にウェンドラー由紀子さんより、スウェーデンの保育についてご講演いただきました。

もちろんスウェーデンと日本は違う国なので制度も文化も異なります。

「スウェーデンの自慢」ではなく、何か一つでも参考にしていただければとお話ししてくれました。

 

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話してくれたのは、プロジェクト活動について。
スウェーデンでは子供の興味、発見からプロジェクトが始まります。
写真、動画、文章で記録を取り、それを元にテーマ活動を行うという特徴があります。

次に、もみの木保育園太子堂の園舎見学をしました。
北欧風にデザインされた園舎内。北欧柄の壁紙やカラフルな色の家具ですが、同系色にまとめられ、おしゃれな印象です。
参加者の皆様は、案内してくださったもみの木保育園太子堂の先生の話を熱心に聞きながら、園舎内の写真を撮られる姿が見られました。

 

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最後に幼児教育ミーティングと題し座談会を開催。

事前に付箋に質問をご記入いただきウェンドラー由紀子さんに答えていただきました。

質問はスウェーデンの就学前学校の規模や先生の配置人数、月謝はどれくらいなのか、プロジェクトの進め方、保護者との関わり方などが挙がりました。

 

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「日本の保育士に不足していることは?」という質問に、ウェンドラー由紀子さんは「ありません、本当に日本の保育士さんは素晴らしいです。今日、スウェーデンのドキュメンテーションについて話しましたが日本にはいらないと思います。わざわざドキュメンテーションという概念で始める必要は無く、既にそれと同じかそれ以上のことをしています。」と答えられました。

 

続けて、「日本では、プロセス重視〔子供の興味、発見からテーマ活動を始めて結果が出なくても何かを学び取ってくれれば良い〕にしたいけど、お国柄で結果を重視せざるを得ないと思います。日本の保育者はスウェーデンの保育と変わらないレベル、またはそれ以上であり子どもたちの視点に立って日々保育活動を行っていると感じます。
ただ、日本の保育は、結果重視で子どもたちの視点が全く反映されていないシステムであると見受けられます。子どもたちの個性ややる気を殺してしまうのではと警告を鳴らしたいです。その為には今回講演を聞いてくださった保育者の方々がこの体制を変えていけるような環境作りを少しでもトライしていき徐々に日本の教育体制を変えていってくれればいいと思います。」と話されました。

 

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この度は、講演をしてくださったウェンドラー由紀子さん、会場提供と園舎見学をさせてくださったもみの木保育園太子堂、最後にご参加いただいた皆様に御礼を申し上げます。

次は、秋に国内園舎視察ツアーを企画しています。HPに掲載しますので是非ご参加ください。

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