イタリア幼児教育視察2日目2019/11/28
ブログ海外視察
ボローニャから車で約1時間。レッジョ・エミリアに来ました。
「レッジョ・エミリア」って地名だったのですね。
地図で見ると大体この辺り↓ イタリアの北部にあります。
視察2日目からは、別の日本視察団と合流します。
総勢60人で、ローリス・マラグッツィ国際センターにて3日間研修を受けました。
研修初日は国際センター内で1日講義です。
レッジョ・エミリアの歴史や概要の説明がありました。
講義の中で感じたことは、とにかく「こどもが主体」だということ。
大人の役割は、ある程度の方向を考え、それに沿った環境づくりを行うことです。
答えを「教える」ことはしません。
例えば、「色」にこども達が興味を持ったら、
色鉛筆やマーカー、クレヨン、クレパスなど色を塗る道具をたくさん用意し、
色を塗る媒体についても、画用紙や半紙、段ボール、梱包用のプチプチなど様々な種類を用意します。
こども達が何を選んで何で色を塗るのかは自由。
もちろん、半紙のような薄い紙に油性マーカーを使うと、下に色が写ってしまいます。
ビニールのようなツルツルの素材だったら、色鉛筆では色が塗れないかもしれません。
そういう素材を敢えて用意します。
こども達が絵を描くという遊びの中で、自分から発見して学ぶようにしているのだそうです。
こども達が
「何を」学んだのか? ではなく、
「どうやって」学んだのか? を重要視していることがわかりました。
そのための環境づくりは、
建築に携わる私たちにもお手伝いができると思います。
保育関係者ではない私たちも、保育の知識は必要だなと感じました。
木のぬくもりをこども達へ
服部